こんにちは。Wood Life Designです。
「何となく」でつけてしまうものの筆頭が、バルコニーではないでしょうか。
「いやいや、バルコニーは洗濯ものを干すのにいるでしょ」という声が聞こえてきそうですが、これも、いつもここでお伝えしている固定観念です。
まず、戸建てであれば洗濯物は庭に干せばいいのです。サザエさんの家も庭に干していますね。また、庭がなくてもバスルームや脱衣所に、室内干しする方法もあります。
もっと言うと、乾燥機付きの全自動洗濯機があれば「干す」という作業すら必要ありません。
今は共働き世帯が多いので、室内干しや全自動洗濯機を利用するご家庭が増えています。
いかがですか?少しバルコニーの存在価値が揺らぎましたか?さらに、バルコニーを作ると、コストが100万円単位で増えますし、野ざらしな分、汚れや劣化が早くメンテナンスコストもかかります。排水溝などの掃除も必要です。
全自動洗濯機の普及と共に、近年は花粉やPM2.5、黄砂などの影響もあり、外干ししない人が増えています。そうなると、この記事のタイトル通りの「開かずのバルコニー」の出来上がりです。
あと、ルーフバルコニーも採用しない方がいいです。ルーフバルコニーとは、下の階の部屋の屋根を兼ねているバルコニーのことですが、断熱性能が低下し、雨漏りのリスクが高まります。使わなくなってから後悔する人も多いので、よく検討してみてください。
よく「布団は外で干さなくていいの?」とご質問いただきますが、布団を干すためだけにバルコニーを作るのは、コスパが悪すぎます。布団乾燥機を使うのが良いでしょう。
最後に、タイトル回収をしましょう。何も筆者は、バルコニー自体を否定しているわけではありません。あくまで「開かずのバルコニー」にならないようにしてくださいとお伝えしてきました。
では、有効なバルコニー活用法とは何か?それは、LDKの延長として、外で食事をしたり、ハンモックでのんびりしたり、ガーデニングを楽しんだりといった目的があり、あなたの暮らしを豊かにすることです。
ちなみに、バルコニーでBBQはやめた方がいいです。ご近所迷惑の可能性はもちろん、バルコニーの床や防水を傷つけることがあります。
バルコニーに限らないことですが「これが当たり前だから」「みんながやってるから」とただ何となく作るのではなく、目的を考えましょう。
家づくりでもしお悩みであれば、Wood Life Designにお気軽にご相談ください。
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